月: 2022年6月

  • 毒親になった背景を考えよう③

    毒親になった背景を考えよう③

    うつ病など臨床疾患

    心の病を抱えると、子どもをかわいいと思うこともできなくなります。

    その結果、子どもが愛情不足に陥り、深刻な影響を与えることがあります。

    親自身に精神的疾患や、パーソナリティ障害があり、子どもの世話をすることができない場合は、パートナーの対応が鍵になります。

    1. うつ病
      • 子どもをかわいいと思えない
      • 子どもの世話をする体力、気力もない
    2. 親がトラウマを抱えている
      • 親自身の幼少期時代の親子関係やいじめで心の傷を負っている
    3. アルコール依存など
      • アルコールや薬物への物質依存

    症状から来る激しい「毒=不適切な対応」により心の病気になる子どもたち

    うつ病になると、一時的にエネルギーが大きく減ってしまいます。

    子どもを可愛いと思えず、身の回りの世話をする体力、気力がなくなってしまいます。

    「産後うつ」による無理心中などもこちらに当てはまります。場合によっては、

    入院が必要なケースもあり、きちんとした治療を受けていきましょう。

    最近は、社会に出ながら子育てをしている保護者の方も多く、

    多くのストレスにさらされ、適応障害になることも多いです。

    頑張りすぎの反動から、無気力になることもあり、その場合、

    子どもに向き合いたくても、自分自身のケアも含めて、力を使えなくなるほど疲弊することがあります。

    うつ病×不安が強い性格

    不安が強いタイプの親の場合、理不尽に過保護になることもあります。

    思春期ごろまでの親子は、ほぼ一心同体なので、子どもまで、深刻な心の病を抱えてしまうこともあります。

    思春期の子どものうつ病の治療には、親のうつ病の治療をすることで、改善されるケースもあります。

    鍵となるパートナーの子どもへの対応

    父親などが、「お母さんがあんなことを言うのは、病気のせいだよ。気にしなくて良いからね。」「病気は治るよ。」と子どもに伝えられれば、子どもへの心の負担は軽減します。

    父親(母親)も困り果て、子どもに負担をかけてしまうケースでは、子どもにのしかかる心の重みはより大きくなり、解決が難しくなります。

    この場合は、パートナーのケアも必要となってきます。

    親がトラウマ症状を抱えている場合

    命に関わるほどの体験でなくても、子ども時代の親子関係やいじめ、DVなどで受けた心の傷は、「複雑性PTSD」と呼ばれています。

    主に、対人関係でのより複雑な症状が現れます。

    症状の一つは、「感情コントロールの障害」

    子どもが自分を嫌っていると感じると、パニックになり、怒鳴ったり子どもの前で自傷行為を行ったりします。

    トラウマがある人は、「衝撃」に弱くその解決が子供に向かい、子どもをマイナス方向へ振り回すことがあります。

    うつ病やトラウマ関連障害と併存する物質依存が「アルコール依存」です。

    上機嫌で猫可愛がりするかと思えば、豹変して暴力的になったりと子どもに対する態度はとても不安定になり、暴力やネグレクトにもつながります。

    親が精神的な危機に直面しているケースもあり、専門医の治療が必要です。

    親の精神疾患への治療の困難さ

    親が、精神的に不安定なことが、子どもに悪影響を及ぼしているとしても、精神的な疾患についての認識は未だ閉鎖的なことが多く、改善されずに病的な関わり方が慢性化することが多いと感じます。

    私の場合は、不安症の母親に対して、周囲に訴えた時、「親を頭のおかしい人間扱いするお前がおかしい」と聞き入れてもらうことができませんでした。

    とうとう私がうつ病になり、引きこもりになると、家族は私の存在を隠すように過ごすようになりました。

    母は、「これは私のいい子の娘ではない、本当の姿ではない」と、周りに説明し続けて、治療させませんでした。

    祖父母は、「引きこもりになる子どもはいい子じゃない」と母と喧嘩していたように思います。

    アルコール依存や、トラウマからくるパニック障害を抱えていたとしても、生活が成り立たなくなるほどの状態になる人は少なく、生きていくことだけなら、その病的な関係の中で維持されてしまいます。

    子どもには、逃げる手立てや情報が少ないのが現実です。

    病を抱えた親でも、子どもの学校の先生の前や、地域の住民の前だけは、とてもいい人を演じる場合も少なくなく、

    結果的に子どもは、完全な引きこもりになるか、

    非行に走るかなど、極端な行動に出るしか無くなってきます。

    現在は、SNSの発展により、同じような境遇の人の発信を目にすることで、自分の置かれた現状を理解する可能性があります。

    ネットでのつながりは、怖い部分もありますが、家族の病理しか経験できない人にとっては、視野を広げ、逃げ道を作る手助けになることがあります。

  • 毒親になった背景を考えよう②

    毒親になった背景を考えよう②

    不安な愛着スタイル

    愛着の形の問題は、親が自覚すれば修正は可能です。

    親が自覚できない場合は、自分で自分を育て直すことで修正が可能です。

    このタイプの子どもは、「親の親」になりやすい傾向があります。

    不安型

    • 子どもの親離れに過剰に反応する
    • 自分の不安や愛情欲求によって子どもを振り回す

    「不安型」の人は常に、「相手に見捨てられるのではないか」という不安があるため、自分が得られなかった愛情を子供に求めるようになります。

    子どもは、親の安全基地となり、機嫌を取ったり安心感を与えたりといった「親の親」の役割が課せられてしまいます。

    「アダルトチルドレン」「アダルトチャイルド」はここに属します。

    反対に、子供に嫌われたくないあまり、叱ることも躾もできない親もいます。

    不安な愛着スタイルが、異性に向かい、子供よりも異性を優先することもあります。

    親が異性にのめり込み、子どもを放置し、別れてまた次の相手が出来たらのめり込むことを繰り返す中で、子どもは激しく振り回されます。

    「不安型」の親は親が子供から親離れすることに過剰に反応します。

    これは、自立の妨げになります。

    親としての機能はなくなり、無理やり子どもを変えようとする他、意に沿って育たないと思うと、子どもを家から追い出してしまうといった極端な行動に出るケースもあります。

    反抗期も押さえつけられるケースがあります。

    毒親の程度が激しくなると、子こどもが心を病んで、専門家を訪れるという展開になっていきます。

    回避型

    • 子どもを「身体の小さな大人」として扱う
    • 自分の価値観を子どもに押し付けて育てる

    親子の交流が子供に良い影響を与えると言うことを知らない場合が多いです。子どもを「小さい大人」のようにアツt買ったり、子どもの愛着行動を「わがまま」と受け取って拒絶し、独善的な価値観を押し付けながら育てたりします。

    「心の理論」を持たないASDのタイプの親と見分けがつきにくいですが、ASDは、「こだわりの度合いが強い」ので、淡白なだけでなく、「こだわりが崩れて怒り出す」ような場合は、ASDタイプが疑われます。

    まとめ

    不安定な愛着スタイルを持つ親が発達障害タイプの親と違うのは、親自信が自分の問題に気づけば変われるという点です。

    「不安型」の親に対しては、「お母さんのことは好きだけど、自分はこれをやってtみたい」などと、親を肯定しながら意思を伝えると安心してくれる場合があります。いちいち愛情を示すというアクションが必要ですが、自分のいきたい道を確保できる点では、大きいと思われます。

    愛着スタイルが主な原因となっている場合も、持って生まれた気性や他の要因と複合していることがあり、簡単に分類することはできないと考えます。

    親の支配がかなり強かったり、取り乱したり、パニックになったりする症状が強い場合は、「お母さんのkとおは好きだけど・・・・」と言う前置きだけで状況が改善することは少ないでしょう。

    繰り返し、親に対する愛情を伝えながらも、親と私は別々の人間で、自分の好きなこと、自分の人生を歩いていくんだという希望を忘れないようにしながら、心が侵食されすぎないように外に友達を作ったり、保護者以外の大人との会話ができる環境を求めたりしていくことが、助けになる可能性があります。